11.21.16:43
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04.03.23:28
嘘にウソを重ねて本音は隠す
過ぎた?ちょっと…わからないですね!!
すいません本当ごめんなさい、エイプリルフール文です。2日遅刻ですすいません。
相変わらず竜巻空気で短文です。
春風がやさしく吹き抜ける。部屋の窓を開ければ春の香りと共に冷たい季節が終わりを告げる。
「エアーさんに言わなければならないことがあるんです。」
「何だ。」
何時もならば何の躊躇いもなく部屋に入ろうとするが、そんな様子ではなく。
「あなたに近づかないことにしたんです。」
「そうか。」
雲が白い。
「あなたの兄弟に嫌われていることも知っている。だから、」
「そうか。」
「もう接触を試みることも…しません。」
「そうか。」
「今までのように話すことも。」
「そうか。」
吹き抜ける風がどこかから花びらを持ってくる。
「ここにくるのも、今日で終わり…」
「そうか。」
「…だ」
相手の呼吸が乱れるのがわかった。何かため込んでいたのだろうか。
「…嫌だ、そんなの。無理だ…エアーさんに会えなくなるなんて…あなたの声を聴けないなんて…あなたの顔を見られないなんて!!そんなの!!絶対に不可能だ!」
「そうか。」
「俺は、本気であなたが好きなんだ、どれだけあなたの兄弟に憎まれようが、阻まれようが、この気持ちは突き通す…!」
無機質などカーテンが風に揺れ喧しい。
「エアーさんが誰よりも好きで好きでもう、仕方がないんです!ただ、今日が、エイプリルフールだから、嘘を言えば、少しは気にしてもらえるかと。」
風が止み、カーテンが静かに定位置に戻り、お互いを阻むのは窓枠のみ。
「嘘の途中で根負けしては、意味ないだろう。」
「嘘でも嫌いとは言えなかった…会えないと言うのさえこんなにも心臓が痛くて苦しかった…」
「自分にはもったいない言葉だ。」
「エアーさんにだから言うんです。」
「そうか。」
「では、また。仕事があるので。」
「ああ、そろそろ我が家の兄弟も何か嗅ぎ付けてくる、厄介なことになる前に帰るべきだ。また、暇なとき顔を出せばいい。」
「ええと、それはエイプリルフールでしょうか。」
ため息を付き、一言
「お前は、己れがそのような行事に乗る人間だと思っているのか。」
一瞬で赤くなる相手の顔。つくづく不思議だった。もっといい人がいるだろうに。
「また来ます、必ず。」
「期待せずに待とう。さあ、仕事に行け。」
名残惜しそうに振り向き振り向き、彼は消えた。
彼は知らない。何気ない振りをして自分が怯えていたこと。声が震えていたこと。嘘と言われてほっと息を吐いたことを。
知らなくて十分か、と苦笑いして空を見上げれば、嘘などという暗いものとはかけ離れた、抜けるような爽やかな青が広がっていた。
さて、窓を閉めて煩い兄弟からの追求をはぐらかさねば。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
竜巻空気です。竜巻→→→→→→→←空気な感じです。やったねトルちゃん!!
この後お兄ちゃんと弟が部屋に突入しますが知らぬ存ぜぬするイケメンエアー兄さん。
あああ本当に、竜巻空気増えないかなああああ!!!!!!全裸待機はいつまで続ければいいれすか…w
すいません本当ごめんなさい、エイプリルフール文です。2日遅刻ですすいません。
相変わらず竜巻空気で短文です。
春風がやさしく吹き抜ける。部屋の窓を開ければ春の香りと共に冷たい季節が終わりを告げる。
「エアーさんに言わなければならないことがあるんです。」
「何だ。」
何時もならば何の躊躇いもなく部屋に入ろうとするが、そんな様子ではなく。
「あなたに近づかないことにしたんです。」
「そうか。」
雲が白い。
「あなたの兄弟に嫌われていることも知っている。だから、」
「そうか。」
「もう接触を試みることも…しません。」
「そうか。」
「今までのように話すことも。」
「そうか。」
吹き抜ける風がどこかから花びらを持ってくる。
「ここにくるのも、今日で終わり…」
「そうか。」
「…だ」
相手の呼吸が乱れるのがわかった。何かため込んでいたのだろうか。
「…嫌だ、そんなの。無理だ…エアーさんに会えなくなるなんて…あなたの声を聴けないなんて…あなたの顔を見られないなんて!!そんなの!!絶対に不可能だ!」
「そうか。」
「俺は、本気であなたが好きなんだ、どれだけあなたの兄弟に憎まれようが、阻まれようが、この気持ちは突き通す…!」
無機質などカーテンが風に揺れ喧しい。
「エアーさんが誰よりも好きで好きでもう、仕方がないんです!ただ、今日が、エイプリルフールだから、嘘を言えば、少しは気にしてもらえるかと。」
風が止み、カーテンが静かに定位置に戻り、お互いを阻むのは窓枠のみ。
「嘘の途中で根負けしては、意味ないだろう。」
「嘘でも嫌いとは言えなかった…会えないと言うのさえこんなにも心臓が痛くて苦しかった…」
「自分にはもったいない言葉だ。」
「エアーさんにだから言うんです。」
「そうか。」
「では、また。仕事があるので。」
「ああ、そろそろ我が家の兄弟も何か嗅ぎ付けてくる、厄介なことになる前に帰るべきだ。また、暇なとき顔を出せばいい。」
「ええと、それはエイプリルフールでしょうか。」
ため息を付き、一言
「お前は、己れがそのような行事に乗る人間だと思っているのか。」
一瞬で赤くなる相手の顔。つくづく不思議だった。もっといい人がいるだろうに。
「また来ます、必ず。」
「期待せずに待とう。さあ、仕事に行け。」
名残惜しそうに振り向き振り向き、彼は消えた。
彼は知らない。何気ない振りをして自分が怯えていたこと。声が震えていたこと。嘘と言われてほっと息を吐いたことを。
知らなくて十分か、と苦笑いして空を見上げれば、嘘などという暗いものとはかけ離れた、抜けるような爽やかな青が広がっていた。
さて、窓を閉めて煩い兄弟からの追求をはぐらかさねば。
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竜巻空気です。竜巻→→→→→→→←空気な感じです。やったねトルちゃん!!
この後お兄ちゃんと弟が部屋に突入しますが知らぬ存ぜぬするイケメンエアー兄さん。
あああ本当に、竜巻空気増えないかなああああ!!!!!!全裸待機はいつまで続ければいいれすか…w
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